葉隠 HAGAKURE by Daichi Soga


映画『世界が食べられなくなる日』上映会


10月末、NPO法人ぐるぅぷ未来主催で映画『世界が食べられなくなる日』が上映されました。


上映場所は鎌倉障害学習センターのホールで、観客数は 200人越えで見事満員御礼!


相変わらずの大入りで、人々の関心の深さが窺えます。


建長寺での上映会に続いて、この日も僕はスタッフとして微力ながらお手伝いさせていただきました。



さてさて、肝心の映画の内容はというと、遺伝子組み換え作物(GM作物)を摂取し続けた場合のラットを使った人体への影響調査と GM作物に反対する人々の活動、そして、原発事故が起きた福島の現状を追ったドキュメンタリー。



世界で初めて遺伝子組み換え作物を与えたラットの長期実験。


これはフランスで極秘に行われ、ラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、農薬(ラウンドアップ)をいくつかの組み合わせで混ぜて与えるというもの。


実験期間は2年、ラットの寿命に相当する期間にあたる。



実験を行ったところ、1年以上経過した時点でがん細胞がラットの体の実に 3/1 相当の大きさに膨れ上がるという結果に。。


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何ともショッキングな話だが、ラットや人体に何らかの悪影響があることは事前にある程度想像できる。


本当にヤバいのはそこではなく、僕たちが知らない間に遺伝子組み換え作物を摂取しているかもしれないということ。


その理由は、実のところ日本は遺伝子組み換え食品の輸入大国であり、遺伝子組み換え食品(農産物と加工食品)の表示義務は一部のみに止まり、食肉の飼料には全く表示義務がないからだ。



> 日本はトウモロコシの世界最大の輸入国で、その量は年間約1,600万トン。

> 約9割がアメリカ産で、その88%が遺伝子組み換え品種である(2012年米国農務省調べ)。

> それが主に家畜の飼料をはじめ、食用油やコーンスターチなどの加工食品の原料に使われている。

> また、大豆も年間約300万トン輸入されており、その約7割がアメリカ産で、その93%が遺伝子組み換え品種である(2012年米国農務省調べ)。


> 大豆加工食品の代表である醤油にも遺伝子組み換えの表示義務はない。

> これは、加工後の食品から遺伝子組み換えタンパク質が検出されないという理由からである。

> なお、国内での遺伝子組み換え作物の栽培は認可されているが、一般の農家で栽培は確認されておらず、研究用の栽培にとどまっている。



つまり、豚、牛、ニワトリなどの飼料には遺伝子組み換え作物が使われているかも知れない。


遺伝子組み換え作物の二次摂取とはいえ、どのような影響があるか分からないからやっぱり抵抗はあるよね。


外食にしても客は食品表示を確認しないから、知らずして遺伝子組み換え作物を食べていることだって考えられる。


最近の食品偽装事件を考えると、よく見かける『遺伝子組み換えでない』という食品表示も何だか怪しい・・・。


大げさではなく、僕たちは食品業者から毎日少しずつ毒を盛られていることと何ら変わりはない。




『NK603』


ラットの実験に使用された、モンサント社のGMトウモロコシの品種。


同社の除草剤ラウンドアップに耐性をもつよう遺伝子組み換え操作がされている。


欧州では栽培・食用・飼料用が禁止されているのに、日本では認可されているから驚きだ。



ラウンドアップは、モンサントの主力の売上を誇る除草剤グリホサートの商品名。


世界でもっとも売れた除草剤。



強力な除草剤とそれに耐える作物の種、この二者が同じモンサント社から世界に売りだされている。


作物の種は除草剤を売るための布石となるカラクリだ。


何とも奇妙な話でしょ!?


ちなみに、モンサントはベトナム戦争で使用された枯葉剤の製造メーカーであり、遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%。


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バイオテクノロジーを発展させているグローバル種子企業は真実を隠し、安全だと嘘をついてまで遺伝子組み換え作物を推進している。



諸悪の根源は、リスクを冒して利益追求を優先させる人間の愚かさに辿り着く。



今の時代、国や企業は当てにならないばかりか、信用すらならない。



これからは物事を見極める目を養い、自ら行動を起こして防衛する術を考えることが大事だ。

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