葉隠 HAGAKURE by Daichi Soga


映画「フタバから遠く離れて」チャリティー上映会


『ぐるぅぷ未来』主催による福島のドキュメンタリー映画の上映会と講演会が 2月17日に北鎌倉の建長寺で開催されました。


『フタバから遠く離れて』は、原発から10キロ圏内の双葉郡双葉町の一年を追った記録映画。


この日は僕もスタッフとして微力ながら協力させていただきました。



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建長寺の應真閣に 300人を超える人があっという間に集まりました。


こんなにたくさんの人が集まると呆気に取られる。。


僕が考えていた以上に震災や原発の問題に関心のある人達が大勢いるということだ。


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建長寺総長によるご挨拶。


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『NPO法人ケアーステーションゆうとぴあ』理事長の鈴木絹江さんと、施設長及び放射能市民測定所『市民による健康を守るネットワーク』世話人で絹江さんの夫である匡(ただす)さんお二人による講演。


『原発のいらない福島の女たち』の活動を中心に福島の現状と、放射線の実際の数値、国や政府の対応に様々な問題があることを改めてお話されました。


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これまでテレビの中でしか知ることのなかった話を、こうして原発の問題と直接向き合っている方から話を聴くと、今まで感じることのなかったリアリティが切実に伝わってくる。


お二人の話を聴いてショッキングだったことは、もし福島第一原発の4号機までもが水素爆発を起こしていたら、福島のみならず首都圏や東海地方にまで大きな影響が及んでいたという。


その最悪のケースが現実となった場合、東北や関東に居住している人達は皆、名古屋より南に避難を余儀なくされていただろうとのこと。


これは静岡のお茶から放射性物質が検出されていることから、紛れもない事実と考える。


国土の狭い日本は事実上崩壊していてもおかしくなかったわけだ。


最も恐ろしいことは、政府が裏でそこまで最悪の事態を想定しておきながら、あらゆる事実を公表していなかったということ。


これでは政府の言うことの何を信じたらいいのか分からない。


もしかしたら、僕たちの体は食料や飲み水から既に多少なりとも内部被爆をしているのかも。


そう考えた方が自然な気がする。


こんな言い方をしていると何だか不安を煽っているようだな。


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上映会&講演が終わった後は希望者だけ集まり、懇親会を兼ねて引き続きディスカッション。


皆、それぞれ多彩で確固たる意見を持ち、様々な活動をされている方たちばかりで、改めて鎌倉には活動家が多いと気づかされる。


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懇親会の後は鈴木夫妻とスタッフだけでお疲れさま会。


皆で食事を取りながら絹江さん、匡さんの話に耳を傾ける。


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3.11 の直後、多くのボランティアが被災地に駆けつけた。


あの時、僕もボランティアに行くべきかと迷ったが、実際に震災の悲惨さを目の当たりしていない僕は今ひとつ被災者の立場に立つという現実味に欠けていた。


もちろんテレビで震災の生々しい映像は目の当たりにし、ショックは大きかったが、直接家族や親戚、友人に影響があったわけではなく、どうしても人事のような気持ちになっていた。


とても恥ずかしいことなんだけど、自分や自分に関係する人達が被災しなかったことに安心していたんだ。


それ故、中途半端な気持ちで被災地に赴くということは偽善や自己満足に過ぎず、そんな心構えでは被災された方々に対して侮辱にあたると思い、僕の中でボランティアに行く考えは消えた



あの 3.11 の震災から2年が経過して、既に人々の震災の記憶に風化が始まっている。

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