葉隠 HAGAKURE by Daichi Soga


-HAWAII- 2日目 ハワイ島 Mauna Kea [2010.4.12]

ハワイ島2日目は島をグルッと周って、途中所々立ち寄りながら活火山のキラウェア、極めつけは日本のすばる天文台があるマウナケアに向かいました。


当初、レンタカーを借りて自分たちでハワイ島を周ることを考えたが、困ったことに一番のお目当てであるマウナケアは、車の保険が利かない。

※マウナケアは頂上まで車で行ける。

そういったことから、ビックアイランドを一通り案内してくれるツアーに申し込んむことにした。。

知らない土地を自分たちで調べて周るのってかなり大変だから、結果的にはそれで良かった。


朝の8時30分にホテルのフロントに集合っていうのは、時差ボケが完全に取れきってないとかなりキツイ・・・


ツアーの案内人はちょっぴりクセのある発音だがしっかりとした日本語を話しているので、最初は日本人かと思いきや、この人も日系アメリカ人らしい。

ハワイに日系人が多いのは知っていたが、いたるところに多いようだ。



『Jack's Tour』と大きく書かれた中型バスに乗り込み、コハラ・コースト(固まった溶岩で囲まれたほぼ直線の道)をひたすら進む。


まず最初に向かったのはパーカー・ランチ(牧場)。

ちょっとしたドライブイン(日本でいう高速のパーキングエリア!?)のような場所に立ち寄り15分ほど休憩。

ここがパーカー牧場なのかと思いきや、ここはほんの一部、またはパーカー牧場の入り口のようなものだった。

パーカー牧場はとてつもなく広い。。


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バスで緩やかな山の中腹を進んでいくと、放牧された牛やら、軍鶏のマンション(ほぼ放し飼い!?)が広がっている。

その敷地はすべてパーカー牧場だという。


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どこまでがパーカー牧場なのかまったくわからん!

それもそのはず、パーカー牧場はなんと東京23区の1.5倍の広さ、ハワイ島の1/10を占める。

ハワイ州最大であるのは勿論、大規模な牧場の多い米国でも、第3位の広さになるとのこと。


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どこがパーカー牧場の境界なのか分からずにいるうちに、ヒロ(Hiro)の町に到着。

ヒロという町はちょうどコナとは島の反対側に位置する。

ハマクア・コーストなるハワイ島北東の海岸沿いの道を走っていたようだが、まったく意識せずにヒロの北側の町まで来た。


なんというか、この町はとてもレトロな雰囲気を感じさせる。

街の喧騒といったものは一切皆無といっていい。

かつ、程よく店などの施設も整っていて、住むことを考えるならここは理想的かもしれない。


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ほんの数日前、ここの近くの会場でメリー・モナーク・フェスティバル(Merrie Monarch Festival)が開かれ、えらい賑わっていたらしい。

※メリー・モナークは選抜されたチームのみが出場できる世界的なフラのコンテスト。

惜しかったね、あと数日前倒していれば一緒にお祭り気分に乗っかれたのに。。



ヒロの町で一息つくのかと思いきや、バスはヒロの町を突っ切ってレインボー・フォールズへ。

まぁ、要は滝なんだけれど、ここでは虹が見えることで有名なのだそう。


しかし、この日は残念ながら滝を見ることができなかった。


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レインボー・フォールズのすぐ近くの民家の壁に虹のアートが描かれている。

滝を見ることが出来なかった人へのちょっとした励ましかな。。


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『ビックアイランド・キャンディーズ』


ハワイ島で有名なクッキー工場。


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ここのクッキーはここでしか買えないため、自分たちも含めて観光客がわんさかいらっしゃる。。

ガラス張りになっており、工場の中で作業している人たちが見えたので、カメラのレンズを向けてみると、快く写真を撮らせてくれました。


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あまりにもたくさんの人で込んでいるので、お土産を会計するレジには長蛇の列ができあがった。

みんな自分たちと同じく観光バスツアーで来ているようで、集合時間までに間に合うか心配になるほど。


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ナニマウ・ガーデンズ!?だったか、庭園施設でブッフェ形式の昼食をとった後(食事はハッキリ言って旨くなかった)、ハワイ火山国立公園(キラウェア火山)に向かいました。


キラウェアは現在も活動を続ける活火山。中心となる火口から大きな白い煙が立ちのぼっている。

圧倒される大きさの巨大なキラウェア・カルデラ、更にその中にあるハレマウマウ火口がある。


本当なら火口まで行く予定だったが、残念ながらキラウェアの火山活動が活発なため現在はハワイ州によって封鎖され、火口まで行くことが出来ない。

というわけで、かなり期待ハズレだったわけで。。


あーぁ、残念。


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ハワイの神で有名なのが、火の女神ペレ。

ハワイ島キラウエア火山のハレマウマウ火口に住むという。


ペレにまつわる伝説について、

「あまりにも美しく、出会う全ての男を魅了してしまう」

「あまりにも身勝手で、思い通りにならないとすぐに火山の怒りを爆発させる」

「あまりにも負けず嫌いで、強い相手にもひるまず、弱い相手にも容赦しない」

他にも様々な伝説の話があり、バスの中で話を聞くたびに僕はひいておりました。


こんな自分さえ良ければいいヤツが実際にいたらどーしようかと。

まぁ探せばどこかにいそうだけど・・・


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サーストンズ・ラバ・チューブ(Thurston's Lava Tube)

日本ではまず見ることがないような熱帯植物の茂る道を通り抜け、しばらくすると鍾乳洞のような洞窟の入り口に突き当たる。

この洞窟は鍾乳洞ではなく、キラウェアの溶岩が流れ出した後にできたトンネルだそう。

トンネルを抜けると再び熱帯植物が広がり、道沿いに進むと再びスタート地点に戻ってきた。

一周徒歩約10分。


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なんというかハワイ島はスケールがデカい!

最初、レンタカーを借りて島を周ろうかと考えていたが、このビックアイランドをナメてた。。

全く土地勘がないのに自分たちだけでの観光は無謀といえる。

ただでさえ、車での移動に時間がかかるしね。



ボルケーノを後にし、この日のメインイベントであるマウナケアに向かった。

案内してくれたのはツアーガイドのクリス(Chris)。

オレゴン生まれのアメリカ人だが、とても流暢な日本語を話す。

たしか、以前日本で英会話講師をしてたと言っていたかな!?


マウナケアはハワイ島を形成する5つの火山のうちの1つであり、ハワイ語でマウナ・ケアとは「白い山」の意味。

冬になると山頂が雪に覆われることから、その名の由来らしい。

標高4,205M


マウナケアの山頂付近には世界中の研究機関の天文台が設置されている。

日本のすばる望遠鏡もここにある。



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頂上に向かう途中、オニズカ・ビジターセンター(標高2800M)で休憩。

高山病にならぬよう、ここで身体を慣らす。


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この"オニズカ"とは日系アメリカ人で、スペースシャトル「チャレンジャー」号の爆発事故で亡くなったオニズカ大佐にちなんでつけられたとのこと。

この施設は山頂に上る前に、高山の環境に順応するための中間設備だ。


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ここの時点で辺りは既に雲の上。


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50年に一度しか花を咲かせないという高山植物、『ギンケンソウ(銀剣草) 』を発見。

キク科の植物。


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オニズカ・ビジターセンターを後にして、進むこと約3000Mの地点。

クリスがとっておきの場所と案内してくれたスポットだ。


最高の景色にして、あたり一面に広がる雲海がまた素晴らしい。。


この場所から見るオニズカ・ビジターセンターはだいぶ小さくなっている。


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マウナケアの山頂には天文台がいくつも建っている。

いわば天文台が山頂の目印となっているのだろう。


かなり標高が高いので走ったり、激しい運動は禁物だそう。

高山病になる危険性が高まるからね。


ここまでくるとかなり空気が薄くなり、下の方とは打って変わって寒い。。

防寒ジャケットを着ないと、とてもじゃないが耐えられん・・・


頂上に降り立って感じたことは、山頂から見える景色が綺麗なこともあるが、


何より、すごく静かだ。


風邪の吹く音も一切聞こえない。

唯一聞こえるのは、自分の近くにいる人たちの微かな話し声だけ。


それを除けば、完全に無音。


そうでなくても十分無音だ。


こんな静寂を感じたのは、たぶん生まれて初めて。


こんな静かな場所にいられるのは、一生に一度きりかもしれない。


何にせよ、この静寂さに心打たれた。


頂上から隣のマウイ島の山と海がハッキリ見える。

ここまで頂上が晴れ渡ったのは今年に入って初めてだという。


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日没。


落ちていく太陽に、群青色に染まる空。

太陽の光に当たってできる天文台の影がまたこの絶景に味をだしている。

両サイドの2つはNASAの天文台、真ん中は日本のすばる天文台だ。


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まるでこの世の終わりかのように美しい景色だ。

サンセット後のマジックアワーに見る空がまだ余韻を残している。


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近くの天文台が何やらグルグル動き出して球の中が開いた。

そろそろ天文台はお仕事の時間のようだ。


日没を見送った後、しばらくしてまたオニズカ・ビジターセンターに戻る。

日没後、30分以内に頂上を出なければいけない規則になっているのだそう。



オニズカ・ビジターセンターまで戻ったころには、辺りはもう真っ暗。

車を降りてようやく気づいたが、空を見上げるとそこには満点の星空が広がっていた。

完全に天然のプラネタリウムそのもの。

星空をさえぎる物が一切ない。


今日は最高のスター・ゲイジング(天体観測)日和だとクリスはいう。

マウナケアでもここまでハッキリ天体が見えることはそうないようだね。


この夜空を是非とも写真に収めたいが、三脚と専用レンズを持ち合わせていない。

残念だ・・・


クリスが星空専用のペンライトを使って、星や星座、宇宙のことについて説明してくれた。


すばる(プレアデス星団)

カノープス(Canopus)

南十字星

各星座について

etc・・・


位置的な関係で日本では見られない星も、ハワイでは見ることが出来る。

大げさなほどデカい天体観測専用の望遠鏡をつかえば、土星の輪までみることができた。

実際の星空を見上げながら、こんなレクチャーを受けると星について興味をそそられる。



偶然なことにクリスの誕生日が俺と一緒で6月11日だという。

ふたご座の星座の説明の際にたまたま判明。

めちゃくちゃ偶然だね、ちょっぴり運命感じるよ。。

同じ誕生日の人を見つけたのはこれで3人目さ。


そんな感じであっという間に時間は過ぎ、マウナケアともお別れ。

ここで体験したことは一生忘れがたい思ひ出となりました。


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