葉隠 HAGAKURE by Daichi Soga


箱根 <続> 紅葉日和

既に16時半をまわっただっただろうか。

この時期に一度は行ってみたかった仙石原に向かいました。


実は仙石原に行くことは初めてで、

辺り一面がススキで覆われた光景を写真で見たことがある程度でした。


仙石原に差し掛かったあたりの道を車で突っ切ると

道を挟んで両側一帯に雄大なススキ畑が広がっている。


これにはちょっと感動したなぁ。

初めて仙石原のススキを見たからっていうのもあるんだけど


何よりその雄大な景色が自分の心にこだました。


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ちょっぴり寂しげな夕暮れにひっそりと佇むススキが

秋の終わりとともに近づく冬の足跡を感じさせる。


心に沁みた。


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仙石原を後にした頃には辺りはすっかり真っ暗になっていました。

甘酒茶屋に行こうにも18時を周ろうとしていて、まだ営業しているか心配だったが、

ダメもとで行ってみることに。


箱根の山道は思ったよりもずっと暗く、ヘッドライトはハイビームにして走らないとちょっと危ない。

運転に集中し過ぎて危うく甘酒茶屋の前をスルーにしそうになった。


暗闇に佇む甘酒茶屋は、白熱灯の照明が店内を灯しており辛うじてまだ営業中でした。

とはいえ、客は二組ほどしかおらずそろそろ閉店と言わんばかりの雰囲気。


茅葺屋根で覆われた店の中は薄暗い土間に囲炉裏。丸太切りのテーブルと椅子がいくつか並ぶ。


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甘酒茶屋は今から約350年ほど前の江戸時代初期に創業した老舗中の老舗。

店の名が語るように、ここの名物は甘酒。それも「本家本元」だ。


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甘酒の麹菌は江戸の頃から代々受け継いできたものを使用し、

砂糖は一切加えず、麹の発酵によって自然の甘みを引き出す。

砂糖が貴重だった昔はそうやって"甘み"を引き出していたのだそう。

きっとこれが本来の甘酒の味なんだね。


名物の甘酒と共に「力餅」もオーダーしようと思ったが、

どうもそういう雰囲気ではなかったので空気を読んで断念。。


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甘すぎず麹の香りが漂う甘酒の温かさに

まだ秋とはいえ凍える外の寒さから体が開放される。


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箱根の日帰り温泉、天山湯治。


箱根の締めくくりと言ったらやっぱり温泉だよね。


天山にはわりとよく来ることがあって、さすがに最初に来たときの感動はもうない。

でもいつきてもいいもんだ。ここは。


建物の中に入ると、どこかお寺をおもわせるようなお香の香りが気持ちを落ち着かせてくれる。



露天風呂には湯気が立ち込めてレトロな裸電球が暗闇を照らし、どこか古き良き時代を思わせる。

何故かこのほのかな光のおかげで心が和むんだ。


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体中に塩を塗りこみ、塩釜(サウナ)でたくさん汗をかいた後のお肌はトゥルントゥルンだ。

後は身体を洗って湯船につかり、疲れを癒せば満足。


風呂上りのビールが飲めないのがちょいと残念だが・・


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結局、この日実際に回ったルートは以下の通り。


大船 → 箱根関所 → 自然薯そば → 大涌谷 → 仙石原(ススキ) → 甘酒茶屋 → 天山湯治



これだけまわれば満足満足。

またしばらく箱根はお預けだね。

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